パターン認識

今日は昼間に地元のイベントに参加し、近くの大学のホールにて、幼稚園の年長さん全員約80人くらいで先生たちとずっと練習してきたマーチングバンドの演奏会を成功させた。
まさしく成功、幼稚園にしては信じられないくらい素晴らしい出来の演奏だったし、今思えば、普段から落ち着きがなく挙動不審なとらもよくがんばった。

にもかかわらず、親というのは身勝手なもの。夕方とらと一緒に風呂に入っているときに、
「なんか、あまり口が動いてなかったよなー。もっと動かした方がちゃんと歌ってみえるのに。」
と、見て思ったことをそのまま指摘した。今考えると、ほんとつまらない話だ。
とらは、
「外からはそう見えたかもしれないけど、緊張してた割にはちゃんと歌えた。」
と、いつも通り朴訥に反論した。

なぜだか、風呂を上がっても子どもと些細なけんかになり、
「先週、間違って持って帰ってきた幼稚園のパズルのピース、あれ明日自分でちゃんと説明して先生に渡してこいよ。」
とかごちゃごちゃと言い、ますます大人気ない。

さすがに寝る前になって、子ども相手にたらたら言いすぎたなと反省し、
「今日はマーチング上手くいったし、野菜もよく食べたし、とらはほんとがんばってるよ。」
と、子どもの横に寝転がり、耳元で励ましの言葉を投げかけた。

とらは目を閉じたままつぶやいた。

「昼怒って、夜褒めるパターンか・・」

(2017.2月のエピソード)

kaminariAme
2017/8/8