子どもの好きと夢中はどこに表れる?

まだ、自分自身で書いたりできない子どもたちに代わって、個性あふれる子ども時代の体験やエピソードを親が書き留めておく「キオクノート」。4月1日に体験版をリリースして以降、様々なご意見やアドバイスを参考に、5月から根本的な見直しを始めて、6月以降リニューアル版のデザインに取り掛かりました。

フィードバックの中で特に目立った問題点は、
「コンセプトには共感するけど、実際のところ、時間もないし、何をどう書いていったらいいかわからない。」
「書くべきことが少なくて、書き続けられない気がする。」
という2点です。
ノートに綴るように提案した「好きなこと」「夢中になっていること」というのは、子どもの特徴が表れる大事なことですが、実際には好きなことが半年〜1年大きく変わらない場合もあって、文字通りその2点についてだけ書いていたら、書くことがなくなってしまうというのも確かにわかります。

子育ての日々、どんなことを感じ、何を書き残したいか? 

 いろんな子どもたちと接していて一番感じるのは、本当に一人ひとりが個性溢れる存在だということ。そして、決めつけや偏見が少なくて、まっすぐな目で世界を見ているなということ。子どもだから当たり前かとも思うけれど、改めて一人の人間として接していると、すばらしい特徴だなって実感します。
 単純なわたしは、仮にそれぞれが大人になってもそんな心を持ち続けて、キラキラした唯一無二の個性を思いきり発揮できたら、今よりもっと自由で創造的で多様性を認めあえる世界になるんじゃないかな?という思いを抱いてしまいます。

 子どもが身近にいると、頭を抱えるほどくだらない事件から、涙が出るほど感動的なことまで、大小なにかしらの出来事が日々起こると思います。我が家の記録を振り返ってみれば、書き留めてきたどのエピソードからも子どもたちの個性が垣間見えて、懐かしい記憶でありつつ貴重な成長の記録になっています。
 子どもたちが発する一見くだらない無邪気な問いや行動、独創的でおかしな言葉の数々も、そのまま個性を表していたり、時には本質的な喜びや深い問いであったりします。

 つまり大人が、これはおもしろいとか、これは書いておきたいと思ったポジティブなエピソードをそのまま記録していけば、自然と個性の記録になるということです。子どもの場合、多くのシーンで「好きなこと」「夢中になっていること」を前提に行動してしまっているからなのでしょう。
 そして、いつかそのポジティブな記憶をもう一度リアルに思い出すためには、短いエッセイを書くように、だれがどこでなにをしてそのときどうした・・というような「エピソード」の形で書くのが一番いいようです。
 
 夜子どもが寝静まった頃、ノートを開いて子どもたちの1日を振り返りはじめると、この短い静かな時間が1日の疲れを癒し、自分自身の心を整理して希望をつなぐ充実した時間になってきました。
 なので、時間の余裕がないと感じたら、こうした時間にプライオリティーを置くことをお勧めしたい。そして本当は、世界中のどの子にも、自分がどれほど個性的で可能性を秘めた存在であるかということを伝えてあげたい。そんな思いでこのノートをつくっています。

 いずれ子どもたちは旅立つときがやってくる。そのとき、自分の子ども時代の好奇心や個性がいっぱいつまったノートを、「自信をもって進んでいいんだよ! あなたなら大丈夫。あなたはこんなにユニークな存在なんだから。」って、こっちも自信を持って手渡してあげたいなと思います。

 ”キオクノート”は、その子が紡ぎだす物語のはじまり。そして、きっと人生の時々に、よき道標となる。だから、大切に書き留めておきたいなと、改めて感じています。

 予定より少し遅れていますが、もうすぐ次の「キオクノート ver.0.5」をお届けできそうです。

akemimi

Photo by Aziz Acharki on Unsplash :Aziz Acharki

2017/7/13

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